私はこれまで、経営者側社労士と、企業の人事部という会社サイドの仕事を長年やってきました。
その中でもっとも言いたいことは、「会社はもっと従業員の話を聴け~!」ということです。
会社には、経営者、管理職、上司が含まれます。
これまで私は労務問題に関しては一貫して、双方の本音を引き出すことで円満解決を目指す、「win-win」の姿勢を貫いてきました。
退職時に揉めて私が関わるケースが多いのですが、退職が決まってようやく従業員は会社に本音が言えるというのがほとんどのケースです。
「もっと従業員の話を聴きませんか?」と度々上の方々に言うのですが、「社員の考えていることはわかってるから」とか「うちの社員は考えてないから」と答えます。
「んなことないって!みんな考えているけど言えないだけなんだって!」と言って来ましたが、まず聞いてくれません。
それは上の方々の根底に、「仕事に関しては自分の方が知っているので、上から指導しなければならない。自分の都合のいい話なら聞いてあげるよ」という上から目線病の姿勢があるからです。
特に若手社員に対しては、その姿勢は顕著で、有意義な発想を持った多くの若手社員の目を摘んでしまっています。
ほんと、勿体ないです。
ということでこの度私は、労働問題専門社労士として2年10か月ぶりに社労士登録し、再出発することにしました。
ちなみに私は、上に対してガンガン物を言いますが、相手の人格は最大限に尊重して、相手の本心も聞くようにしています。
よって話し合いが終わった時には、両者が握手している時が多いのです。
言いたいことは言いたいけど、会社と憎み合いたいわけではないという方、ぜひ私に想いの丈を吐き出して下さい。
明るい未来を一緒に創って行きましょう。